2021年11月5日金曜日

とらのゆめ

    ふしぎな絵本


 ふしぎな絵としかいいようないかもしれない。
でもとらのとらきちというとらが眠っている。
夢をみる、なにも不思議なことはないのだ。た
だとらきちはじめ、でてくるとらはみんな緑色
だ。それは当然、でてくるとらはとらきちの分
身だから。でも途中で水に濡れてお日様に乾か
してもらうと、なぜかとらきちはだるまさんに
変身、ひもをつかんで振り回すと、とらきちが
あらわれる。だるまさんとはばいばい!
またはじめのようにとらきちはひとりで歩き出
す。とらきちのゆくては迷路、でもとらきちは
無事迷路から無事にぬけだすことができる。
みどり、水、太陽、自由。たくさんのとらがあ
らわれるけれどとらきちは一人で歩き続きます。
とらきちはまた、夢のなかに戻り
ぐう、ぐう、ぐう。
以前タイガー立石の展覧会が千葉市美術館であって、わたしのまわりでは
たくさんの人が訪れた。彼の不思議な世界、でもわかりやすい?世界は、
人々の感覚に訴える。夢と現実の狭間の世界に心を解放される。けれど、
現実の世界ではなかなか理屈では解放されない。こどもが自然にとらきち
になってひとりで歩き出していくのはとても大切なことなのだけれど。
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「とらのゆめ」こどものとも年中版12月号
タイガー立石 さく・え 福音館書店刊 本体400円+税10%


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