つづき
戦没者の遺骨が眠る南部戦跡の土砂を辺野古新基地建設につかうなんて
埋立に必要な岩ズリは当初、県内のほか奄美を含む 西日本6県から
の採取が検討されていた。だが、設計変更に伴う見直しで、必要量
を県内から調達することが可能になったと転換している。また、地
盤改良で新たに必要な約353万3千立方メートルの海砂も県内で調達
を見込む。県の土砂条例等を理由としているが、各地で反対運動が
大きくなってきたことや沖縄一地方の問題に押し込めておきたい政
府の思惑がらみであることは間違いあるまい。
沖縄戦では、住民の三人に一人が戦死し、そり遺骨収集には今後
70年を要するといわれている。そんな中、過去39年間にわたりボラ
ンティアとして沖縄戦遺骨収集に取り組んできている具志堅隆松さ
んが、人権を無視した日本政府のこの計画を止めさせるべく、やむ
にやまれず、3月1日、県庁前で計画の中止をもとめてハンガーストラ
イキに入った(6日まで実施)。テントには沖縄戦体験者やその遺族
など多くの人が激励に訪れ、2万人を超える署名が集められた。また
、東京やニューヨークでも支援集会が行われた。
どのような理屈をもってしても、遺骨の混じった、戦没者の血の
染み込んだ土を軍事基地の埋立に使うのは、死者への冒瀆であり、
決して許されないというのは当然のことだ。
(2021.3.10)
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