アクバルくんと鉛筆
理由を聞いてみたら、著者の本に登場する子どもの表
情がとても良いということだ。著者は写真家なので、
写真を使っての絵本が作品だ。この本の主人公アクバ
ルくん、ちょっと緊張?シャイでやさしそうだけれど
(実際やさしい子どもとのこと)なかなか利かん気な
まなざしが強い訴える力を持っている。アクバルくん
の住んでいるところはアフガニスタンの北東部のポー
ランデ地区というところだ。著者はある学校建設にた
ずさわっている。
アクバルくんは鉛筆を大切に持っている。鉛筆は彼の
学ぶということの喜び、学ぶことに対する絶対的な信
頼と希望があり、鉛筆がその象徴だということが良く
わかる。魔法の鉛筆、それを持っていると字がすいすいと書けるという。そして、
そのことを分かち合える友だちがいる、かれらにとってはそこが学校なのだ。か
っこいい!ぼくももっと知りたい!中のリーフレットに著者は美しいものを、心のそ
こから感動するものをもっと知りたいといっている。著者はアクバルくんをおとなに
なっても忘れずもっている人なのだ。
私たちも忘れているけれど、かってもっていたその心を掘り起こさなければと思う。
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「学校が大好きアクバルくん」写真・文 長倉洋海 アリス館刊 本体1400円+税
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