思い出したK・チャペックの本
1月30日の毎日新聞に懐かしい本の紹介があった。「長い長いお医者
さんの 話」著者はチェコの作家カレル・チャペック。子どもだった
私を本好きにした3冊のうちの1冊だ。私のために買ったわけではない
(薦められたこともない)なぜか父の本箱にあった岩波少年文庫だ。
チャペック童話集、7編のお話が入っている。宛名を探して手紙を届
ける郵便屋さんの話、鶏がなぜ空を飛べないのか、パトロールの交代
の間に語りっこする長い長いおまわりさんの話、そして一番好きだっ
た犬と妖精の話、犬の妖精は真っ白でそれは美しい。大人になって読
返してみるとお話もさることながら中野好夫の訳におうことが大きい。
これはずっと後になって読んだ「ダーシェンカ」や「園芸家12カ月」
ユーモアいっぱいで楽しい。けれどおとなになって読んだ「ロボット」
や「白い病」のように今を予言しているような本は衝撃的だった。
私は兄のヨセフ・チャペックの挿絵も愉快で大好きだ。画家のヨセフは
ナチスに抵抗しベルゲン・ベルゼン収容所で1945年亡くなる。
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「長い長いお医者さんの話」
岩波少年文庫
カレル・チャペック作
中野好夫 訳
岩波書店刊
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