海と空が出会う場所にいってきた
フィンはおじいちゃんと約束していました。ずっと向こうに
海と空が出会う場所がある。いっしょに観に行こうって。で
もおじいちゃんはいない。先にいってしまって、きっとぼくを
待っているんだ。フィンは船を造ることにしました。おじいち
ゃんの90歳の誕生日、でかけようと思いました。船をつくるの
は大変、ちょっとくたびれて船の中で休んでいると・・・船が
出航しているのです。でもフィンはひとりぼっち、さみしいな
ぁと独り言、それを聞きつけて大きな金色の魚がやってきて、
ちょと遠いけれどつれていってあげようといいます。
途中本の島があったり、大きな貝殻島を冒険したり、そして不思
議なところにきました。そこでは空と海が一緒です。大きなクジ
ラがいます。その周りをみんな泳いでいます。泳いでというより
浮かんでいます。大きな月が昇ってきて、金色の魚は月のところ
へいってしまいました。もちろんフィンは元のところに帰ってき
ました。ママがいます。
遠くの海と空が出会う場所、とても幻想的な絵が画面いっぱいに
ひろがります。さびしがらないでください。それは、たとえば賢治
の銀河鉄道の物語のように、あなたも海と空がであう場所できっと
大切な人に会えます。
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「海とそらがであうばしょ」
テリー・ファン&エリック・ファン作
増子久美 訳
化学同人 本体2100円+税
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