2021年8月30日月曜日

わたしは夢を見つづける

  歴史をつなぐもの

毎日コロナウィルスで気が重いなか とても良い物語を読
みました。この物語は散文詩で書かれています。作者の半
生記です。(作者の物語はずいぶん前に「マディソン通り
の少女たちシリーズ」を読んだのが最初でした。)散文詩
になっていて、読み慣れないとなんとなく手にしない人も
多いかもしれませんが、そこは訳者の力で途切れることな
く読むことができました。
はじめに写真の家系図がでてきます。そして、作者が歩い
て来た時代の背景が文の下の方に小さく説明されているの
もこの本を読み進める上に手助けになりました。(なんと
いっても作者は育ったのはアメリカなのです)
ーこの本は、私の過去や、私のまわりの人々や、私の思い
出や私の物語について書いたものです。ー中略ーエイダお
ばさんが見せてくれた歴史ー私の歴史ーを知ると私は誇りを感じると同時に
考えこみもしました。私より前に生きていた人たちは、この世界を、私が生
きやすいものにしようと懸命に努力してきたのです。ですから、私の仕事は、
私より後から来るものたちにとって、この世界をもっとよい場所にすることだと
おもっています。ー後略.p389 著者あとがきより。
いつの時代も困難なことがありすぎ、子どもにとっては今を生きていくのが精一杯で
す。それを、つねに前を見つつ、生きて行く人たちに学ぶこと、そのことが若い人た
ちが明日の希望を、夢をみつづけることができるのだと。そして日本の若い人たちの
言葉を聞きたいと思いました。
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「わたしは夢を見つづける」
ジャクリーヌ・ウッドソン さくまゆみこ<訳 >  小学館刊 本体1600円+税

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